クッキー缶のストーリー
信州 のりくら高原にある
『ばんとこメリーランド』
2023年5月に販売を始めたオリジナルの『クッキー缶』
想いの詰まったオリジナルスイーツにまつわるストーリーをご紹介します❣️
2024年度も美味しいヤギミルク、スイーツを販売しています🐐
『のりくら ばんどこメリーランド クッキー缶』は 想いの詰まった手作りおやつ!
標高約1280mにあるのりくら高原 番所(ばんどころ)のスキー場跡地で育つヤギさんたちは.....
grass fed(グラスフェッド)と呼ばれる飼育方法により自然放牧され、新鮮な牧草を食べて大切に育てられています。
夏には蕎麦の白い花が咲き誇る風景の中で、大好きな飼育係りのおじいちゃんの後をついて回る姿は 何とも微笑ましいものです。
この環境を維持する為に「クッキー缶」を販売することを考案し、売上の利益の殆どをヤギの飼育代として寄付することにしました。
これは「乗鞍にヤギがいる暮らし」を守る取り組みとして、毎年『ヤギミルク』という恵みを受け取っているメリーランドの 精一杯の想いを込めたチャレンジです。
乗鞍に想いを寄せてくださる皆様、どうぞ応援してくださいね!
どうして?
のりくら高原では、昔ヤギを飼っている人々がいて、それが日常的な風景となっていました。
昭和の時代に宿にお嫁に来た女将さんが、家に牛とヤギが飼育されていてびっくりした!な〜んて想い出話もあります。
平成の時代に「いがやスキー場」が閉鎖となり、その斜面は跡地として残りました。
草がどんどん生い茂るようになっていく姿を寂しく思った地域住民が景観を維持しながら、跡地を利用できないかと検討していました。そして、何とかしたいと集まった有志の団体は ヤギが草を喰み、景観を維持できることに注目し、この地域で再びヤギを飼うことを決意したのです。
さらに後々その取り組みを応援する形で「ばんどこメリーランド」が生まれて、ヤギミルクの提供を受けることになりました。クラウドファンディングや長野県元気づくり支援金などを活用することにより、乳処理業許可取得店として必要な加熱処理や検査の専用機器を揃えることもできました。
地域の飲食店などにヤギミルクを買っていただくことで、ヤギの飼育を担っている有志の方々を支える活動を続けています。
乗鞍のヤギミルクは美味しい!
乗鞍のヤギミルクの特徴は、特有の臭みがなくスッキリしていることです。
コクがあり、まろやかで飲みやすいので、苦手意識があった方にも喜んでいただける美味しさです。
*タウリンが牛乳の20倍
*鉄分、タンパク質、カルシウムなどの栄養価も牛乳より高い
*消化がよく、栄養価が吸収されやすい
*必須アミノ酸も豊富
ストレスなく過ごせる環境で育つ乗鞍のヤギさんのミルクが美味しい理由は、
やはり grass fed(グラスフェッド)によるものです。
現状維持の難しさ.....
今回 この「クッキー缶」販売の取り組みを始めた理由として、現状維持の難しさがあります。
grass fed(グラスフェッド)食材が日本で広まりにくいとされているのは、土地の狭さ、飼育に時間と労力がかかり、コストが高いことに起因しています。
現在の様々な物資・燃料の価格高騰は、飼育環境の維持をさらに困難にしています。
乗鞍のヤギさんは、標高が高く厳冬期の厳しい環境下で越冬して、通年ここで暮らしています。
毎日朝3時から世話をする飼育係夫妻の負担は大変なものであり、飼育小屋の温度を維持するための燃料費も高騰により大きな影響を受けています。
しかし、昔ながらの素朴な暮らしや栄養豊富なヤギミルクが 地域の皆さんに健康や癒しをもたらし、訪れるお客様にも喜んでいただけるこの恵みの循環を 何とか残していきたいと考えています。
そのために、これまで好評だったヤギミルクの入ったクッキーをさらに発展させた「クッキー缶」を考案したのです。
この売上により生まれる利益の殆どを ヤギの飼育代として寄付することにしています。
そして、これが軌道にのったら......
今はクッキー缶の表面に貼付しているロゴマークのシールをやめて、オリジナル印刷を施した缶を作って、さらに愛らしい商品に発展させていきたいと夢を持っています。